ぴあさんありがとう 映画サベイランス感想

ぴあ映画生活というサイトの懸賞に見事当選し、
チケットが届いたので、
渋谷で不条理サスペンス『サベイランス』を
観賞いたしました。


あらすじ


アメリカ・ニュー・メキシコ州サンタフェ
ある殺人事件が発生。


目撃者3人の証言が微妙に食い違い、
次第に事件に隠された衝撃の真相が明らかになる
といふ内容で、
監督はデウ゛ィット・リンチの娘
ジェニファー・リンチ


感想を書くと、まず”空気”が私の大好物である
『悪夢を見ているような気分』になる感じ。
音楽があまりなく、派手な映像も少ない。

例を挙げるならば、
コーエン兄弟の『ファーゴ』(96)『ノーカントリー』(08)のような。

そういう空気の映画でショッキングな出来事が起こると、
通常の数倍の衝撃を我々は受けることになる。
サベイランスでも、静かなシーンからいきなり
”ある出来事”の場面が起こり、前が前だけに
より驚いてしまう。

また、事件発生→取り調べ→真相
ではなく、取り調べの風景を出しながら
事件映像をちょくちょく出し、
真相を明らかにしていく演出も良かった
黒沢監督の『羅生門』が元ネタだという。

その後明らかにされる結末も
画期的ではないにしろ
驚くべきラストで素晴らしい



ちなみに今回観賞した映画館
シアターN渋谷は、傾斜が無いという
不満を以前書いたが、今日は
客が12人(最終日なのに!)だったので、
その心配は杞憂に終わりましたとさ。
ちゃんちゃん

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