買った本一覧と、購入した書店&取次
本を買って何年かして「あれ、どこの本屋さんで買ったんだっけ」となることがある。
なので、いまのうちに購入した書店名を記録しておく。
自分用メモです
2021
10文字ホラー(氏田雄介/星海社・講談社)→ブックス・ルーエ吉祥寺(トーハン)
幽霊消防団員(高橋祐貴/光文社)→オリオン書房小平店(日販)
出禁の男 テリー伊藤伝(本橋信宏/イースト・プレス)→くまざわ書店船堀店(トーハン)
ブラック霞が関(千正康裕/新潮社)→TSUTAYA船堀店(日販)※書籍部門は閉店
業界地図2021(東洋経済新報社)→同上
TVスター名鑑2021(TVガイド編集部)→ことぶき書房(トーハン)
大人の流儀10(伊集院静/講談社)→文教堂書店六本木ヒルズ店(日販)
タクシー業界サバイバル(栗田シメイ/扶桑社)→恭文堂書店学芸大学前(?)
筒美京平 大ヒットメーカーの秘密(近田春夫/文藝春秋)→文教堂書店東陽町店(日販)
ネトウヨとパヨク(物江潤/新潮社)→くまざわ書店船堀店(トーハン)
殺人者はそこにいる 逃げ切れない狂気、非情の13事件(新潮45編集部/新潮社)→同
アフリカ 人類の未来を握る大陸(別府正一郎/集英社)→ブックコンパス品川店(日販)
全部やれ 日本テレビえげつない勝ち方(戸部田誠/文藝春秋)→ブックファースト六本木店(トーハン)※閉店
2020
考えるヒット テーマはジャニーズ(近田春夫/スモール出版)→書泉秋葉原店(トーハン)
マイブック2021(大貫卓也/新潮社)→住吉書房小岩店(トーハン)
武器としての世論調査(三春充希/筑摩書房)→丸善&ジュンク堂渋谷店(日販)
なぜオスカーはおもしろいのか(メラニー/星海社)→ときわ書房本八幡店(?)
居酒屋チェーン戦国史(中村芳平/イースト・プレス)→ジュンク堂柏店(日販)
教養としてのヤクザ(溝口敦&鈴木智彦/小学館)→書楽阿佐ヶ谷店(日販)
世田谷一家殺人事件 銘肌鏤骨(斎藤寅/青志社)→啓文堂書店新宿店(トーハン)
地図でスッと頭に入るアメリカ50州(昭文社企画編集室&アーク・コミュニケーションズ/昭文社)→オリオン書房立川店(日販)
ハリウッド映画音楽作曲家たちの情報まとめ
ハリウッドの映画音楽作曲家について日本では情報が少ないので、Wikipediaには載っていないことをまとめた。
基本的には自分が忘れないようにまとめるので、あんまり期待しないでください。
出典は本人のウェブサイトやサントラCDのライナーノーツ等から。
・バークリー音大卒業後はカナダ(カナダ人なので)のライトハウスというグループでレコードを出している
・共同でオーケストレーション(編曲)をしているライアン・ショアは甥だと思われる
・1975~1980年には「サタデーナイト・ライブ」の音楽監督をつとめる
・「ロードオブザリング」でアカデミー作曲賞を2回獲っている。同じシリーズで受賞というのは異例
・全世界での「音楽を手掛けた作品の総興行収入」は10,643,795,591ドルで歴代12位
ただし、上位はアメコミで興行収入が異常に高くなっている作曲家が多いことを考えればかなり上位かと思う
・ディズニーで働きながらジュリアード音楽院に通い作曲を学ぶ
・その縁からか、ディズニーの映画やディズニーランドのアトラクションBGMを担当することも多い
・名作の続編やリメイクを任される率が高すぎる
→スターウォーズ、猿の惑星、ジュラシックワールド、スタートレック、スパイダーマン、ミッション・インポッシブル、スピードレーサー、カーズ
・「●●っぽく」作るのに長けているから他の作曲家から引き継ぐことが多いのかな?と個人的には思ってます
→「Mr,インクレディブル」は本来担当だったジョン・バリーが降板(監督が1年半待ったが提出してくれなかったらしい)
代わりに担当したジアッチーノは007風の見事な音楽をつけました
→アレクサンドル・デスプラ(デプラ)がローグワンを降板した時もピンチヒッターをつとめました(かなりJ・ウィリアムズに寄せた曲調になりました。ウィルアムズはジュリアード音楽院の先輩)
→2021年公開予定「バットマン」も
・ジアッチーノ表記がメインだが発音を聴く限りは「ジャッキーノ」と聴こえる
・J・J・エイブラムスとの関係が深く、ドラマLOSTやフリンジの劇伴も担当
・ウィキペディアの写真を見る限り姉と妹がいる
・映画音楽に関わる前はゲーム音楽を作曲(最近こういう人が多い)
・編曲までやっている場合と名前がクレジットされていない場合がある
(オスカー受賞の「カールじいさん」は他の編曲家と共同で編曲までやっている)
・まだキャリア16年ほどなのにも関わらず総興行収入は18,204,207,371ドルで歴代5位
アメリカ以外の全世界ランキングだとなんとハンス・ジマー、ジョン・ウィリアムズに次いで3位です(ただしこれは世界的に映画入場料が上がったり、発展途上国にも映画館がたくさんできたりという事情があります)
・手掛けた映画は119本で歴代1位!
・脇役に徹するサントラが多いのと、作風の幅が広いので、あらゆる監督から声がかかるのではと思います
・祖母がヴァイオリニスト
・南カリフォルニア大学の音楽学部に進学しているがすぐ退学。音楽専門学校?でマーティー・ペイチに師事*1
・その後はエルトン・ジョンのバンドメンバーとしてキーボードや編曲・ストリングス編曲を担当。他にもダイアナ・ロス、ロッド・スチュワート、リンゴ・スターともプロデュース等で関わる
・35歳の頃、初めて映画音楽を手掛ける
・ジアッチーノ同様「他の作曲家が降板した時のピンチヒッター」率が高い
→ハワード・ショワに代わり「キングコング」
→ダニー・エルフマンに代わり「グリーンホーネット」
→ダニー・エルフマンとT・ボーン・バーネットに代わり「ハンガー・ゲーム」
・編曲は2007年くらいまではクレジットされているがその後はやっていない?
(よって作風の広さはオーケストレーターたちの力もあると思います)
・編曲家はピート・アンソリーやジェフ・アトマジアンをよく起用する
・アカデミー賞には作曲賞7回、歌曲賞に2回ノミネートされているがまだ受賞なし
・そこまでブロックバスター映画を手掛けていないにも関わらずアメリカ国内の興行収入は歴代3位
・バットマン三部作の1と2ではハンス・ジマーと共同で音楽を手掛けている。ジマーのインタビューのよればJ,N,ハワードを起用したのは彼のアイディアで、仕事場?が隣通りだったはず
→3作目「ライジング」ではジマーとクリストファー・ノーランの関係性を重視してハワードから降りたとのこと
・この人の作品で日本一有名なのは「アトランティス 失われた帝国」の曲で、絶対聴いたことあるはずです(動画参照)
・エルム街の悪夢2、ヘル・レイザー、ザ・フライ2、リメイク版呪怨・スペル・ゴーストライダー・フッテージ・ペットセメタリーなどホラー映画を数多く手掛ける
・スパイダーマン3で起用されたのは1と2で担当したダニー・エルフマンが監督のサム・ライミと喧嘩中だったかららしい(スパイダーマン2でもヤングは追加作曲として参加している)
・雰囲気とかが独特なのでぜひ画像検索してみてください
・ヘビースモーカー
・カルフォルニア大学ロサンゼルス校でデイヴィット・ラクシンに音楽を学ぶ
・南カリフォルニア大学で講師もやっている
・そこでの教え子がフェイス音楽出版所属の中西長谷雄(のちにクリストファー・ヤング事務所勤務)
・仕事場にはホラー作曲家らしく(?)不気味なお面などが飾られている・・
・個人的に過小評価されていると思う作曲家1位!もっと評価されてほしい
・父親のルイ・デブニーががディズニーのプロデューサーだった縁で、小さい頃からスタジオに出入りする(ウォルト・ディズニーに会ったこともあるらしい)
・6歳からギターを習い、カリフォルニア芸術大学の作曲科を卒業
・4年間ディズニーで働く
・現在もディズニーランドで流れる曲の作曲・編曲を多数手がけている
・来年公開?の「ホームアローン」リメイク版の音楽も手掛ける
・「スパイダーマン」2と3の追加作曲を担当
・「ルーニー・テューンズ:バック・イン・アクション」では病気のジェリー・ゴールドスミスが完成させられなかったのでアディショナル・ミュージック(追加作曲)を担当
・録音時には指揮もやっており「もし指揮が出来なくなるのなら作曲家を辞める」とまで公言*2
・日本人的に一番有名なのは「キャッツ&ドッグス」のテーマ曲で、バラエティー番組でよく使用されるので聴いたことがある人が多いはず(動画参照)
・イタリア系だがギリシャ人の血も
・ヤングほどではないが、ホラー映画を多く手掛ける(スクリーム、クワイエット・プレイス、リメイク版オーメンなど)
・音大ではジェリー・ゴールドスミスに師事!
・映画「すばらしき映画音楽たち」の冒頭では「荒野にポツンとピアノだけ設置し、鉄線をスタジオと繋いでいる」という異様なベルトラミのスタジオが見られます
・「ダイハード4,0」では3作目まで担当したマイケル・ケイメン(03年没)の跡を継ぎ登板。限りなくケイメンを意識しシリーズの雰囲気を壊さない劇伴を作曲。
・とんでもないイケメン(俳優かと思った)
・祖母がピアニスト
・ゴールドスミスから「ランボー」シリーズ、シャーリー・ウォーカーから「ファイナル・デスティネーション」シリーズを引き継ぐ
・ピアノ、ドラム、ギター等いくつもの楽器を演奏できる
・「ワイルドスピード」「アベンジャーズ(2作目)」「エクスペンダブルズ」「アイアンマン3」「マイティ・ソー」など、凛々しい映画で起用される率が高い
・カナダ出身、イェール大で音楽を学んだあと、彼もまたゴールドスミスに師事
・兄はフランスで活動するピアニスト兼プロデューサー
・コメディや恋愛映画など、B級映画を長年手掛けていたが「リメイク版ピンクパンサー」「パーシージャクソン」「RED」など徐々に大作を任されるようになり、2013年、「アナと雪の女王」でついにトップ・コンポーザーの仲間入り
*1:ちなみにペイチの師匠はウィリアムズやジェリー・ゴールドスミスと同じテデスコ
*2:ドキュメンタリー映画「すばらしき映画音楽たち」のインタビューから
2019 日本アカデミー賞 ノミネート予想
2年ぶりに、こんにちは(笑)
久しぶりの日アカ予想です。
今回は主演女優賞が例年よりも混戦というイメージ。
作品賞
1 万引き家族
2 カメラを止めるな!
3 空飛ぶタイヤ
4 孤狼の血
5 日日是好日
6 検察側の罪人
7 恋は雨上がりのように
8 終わった人
9 人魚の眠る家
10 羊の木
監督賞
1 是枝裕和(万引き家族)
2 上田慎一郎(カメラを止めるな!)
3 本木克英(空飛ぶタイヤ)
4 白石和彌(孤狼の血・サニー)
5 永井聡(恋は雨上がりのように)
6 原田眞人(検察側の罪人)
7 大森立嗣(日日是好日)
8 中田秀夫(終わった人)
9 堤幸彦(人魚の眠る家)
10吉田大八(羊の木)
主演男優賞
1 役所広司(孤狼の血)
2 リリーフランキー(万引き家族)
3 阿部寛(のみとり侍・祈りの幕が下りる時)
4 長瀬智也(空飛ぶタイヤ)
5 舘ひろし(終わった人)
6 山崎努(モリのいる場所)
7 大泉洋(恋は雨上がりのように)
8 松田龍平(泣き虫しょったんの奇跡)
9 松坂桃李(娼年)
10 生田斗真(友罪)
主演女優賞
1 安藤サクラ(万引き家族)←助演?
2 黒木華(日日是好日)
3 真木よう子(焼肉ドラゴン)
4 長澤まさみ(嘘を愛する女)
5 吉永小百合(北の桜守)
6 小松菜奈(恋は雨上がりのように)
7 土屋太鳳(累)
8 有村架純(コーヒーが冷めないうちに)
9 篠原涼子(SUNNY 強い気持ち・強い愛、人魚の眠る家)
10 門脇麦(止められるか、俺たちを)
助演男優賞
1 松坂桃李(孤狼の血)
2 大泉洋(焼肉ドラゴン)
3 江口洋介(孤狼の血)
4 二宮和也(検察側の罪人)
5 伊藤健太郎(コーヒーが冷めないうちに)
6 リリーフランキー(サニー、SUNNY 強い気持ち・強い愛)
7 西島秀俊(人魚の眠る家)
8 瑛太(友罪)
助演女優賞
1 樹木希林(日日是好日・万引き家族)
2 松岡茉優(万引き家族)
3 深田恭子(空飛ぶタイヤ)
4 川栄李奈(嘘を愛する女、人魚の眠る家)
5 広瀬すず(SUNNY 強い気持ち・強い愛)
6 真木よう子(孤狼の血)
7 芳根京子(累)
8 井上真央(焼肉ドラゴン)
音楽賞(作曲賞)
1 細野晴臣(万引き家族)
2 安川午朗(孤狼の血・空飛ぶタイヤ)
3 富貴晴美・土屋玲子(検察側の罪人)
4 富貴晴美(嘘を愛する女)
5 世武裕子(日日是好日 )
6 永井カイル(カメラを止めるな!)
7 アレクシス・フレンチ(人魚の眠る家)
8 伊藤ゴロー(恋は雨上がりのように)
9 小室哲哉(SUNNY 強い気持ち・強い愛)
10 菅野祐悟(祈り)
11 照井利幸(泣き虫しょったんの奇跡)
第40回 日本アカデミー賞 直前予想
明日、第40回日本アカデミー賞の発表があるので予想を載せます。
今年はかなり予想が難しいです。
作品賞
怒り △
家族はつらいよ
シン・ゴジラ ○
湯を沸かすほどの熱い愛 ▼
64 ロクヨン・前編
前哨戦の勢いで見れば「シン・ゴジラ」
ただ会員は「怒り」や「湯を〜」のような作風が好きだろう。
順当に行けばシンゴジ
監督賞
庵野秀明・樋口真嗣(シン・ゴジラ) ○
新海誠(君の名は。) △
瀬々敬久(64 ロクヨン)
中野量太(湯を沸かすほどの熱い愛)
李相日(怒り) ▼
これも難しい。
ちなみに中野はこれが商業映画デビュー作。
脚本賞
新海誠(君の名は。) △
中野量太(湯を沸かすほどの熱い愛) ○
久松真一・瀬々敬久(64)
山田洋次・平松恵美子(家族はつらいよ)
李相日(怒り) ▼
脚本賞は作品賞とは違う作品が選ばれることが多い。あくまで傾向にすぎないが。
主演男優賞
綾野剛(日本で一番悪い奴ら)
岡田准一(海賊と呼ばれた男) △
佐藤浩市(ロクヨン)
長谷川博己(シン・ゴジラ) ▼
松山ケンイチ(聖の青春)
ジャニーズ事務所所属俳優はノミネートされれば必ず受賞という法則が崩れるかどうか。
主演女優賞
大竹しのぶ(後妻業の女) ▼
黒木華(リップヴァンウィンクルの花嫁)
広瀬すず(ちはやふる 上の句)
宮崎あおい(怒り) △
宮沢りえ(湯を沸かすほどの熱い愛) ○
前哨戦を考えると、会員人気の高い宮沢が有利か。
宮崎あおいは助演との票割れが起きるかもしれない。
それにしても日アカ会員は黒木華が好きすぎでは。
助演男優賞
竹原ピストル (永い言い訳) △
妻夫木聡 (怒り) ▼
東出昌大 (聖の青春)
森山未來 (怒り) ○
リリー・フランキー(scoop!)
森山のネックは妻夫木との票割れ。
もしかしたら勢いは竹原にあるのかもしれない。
助演女優賞
石原さとみ(シン・ゴジラ) △
市川実日子(シン・ゴジラ)
杉咲花 (湯を沸かすほどの熱い愛)▼
広瀬すず (怒り)
宮崎あおい(バースデーカード)
まず、宮崎あおいのサプライズ・ノミネートに驚いた。過去の日アカを見ても、かなり会員に人気がある。
ただ、今回は石原さとみが優勢。市川実日子との票割れはさほど起きないと思われる。
杉咲は年齢がネック(長澤まさみの様な例もあるが・・・)
優秀アニメーション作品賞
君の名は。 ▼
聲の形
この世界の片隅に △
ルドルフとイッパイアッテナ
ONE PIECE FILM GOLD
「君の名」はの年だと思われていたが、
前哨戦では「この世界〜」が圧勝。
接戦になると思われる。
明日発表!第89回アカデミー賞予想
いよいよ明日です。
作品賞
メッセージ
Fences
ハクソー・リッジ
最後の追跡
Hidden Figures
マンチェスター・バイ・ザ・シー
ムーンライト ▼
ラ・ラ・ランド ○
LION/ライオン 25年目のただいま
「ラ・ラ・ランド」が極めて優勢。
対抗馬を挙げるとした「ムーンライト」。
映画の内容だけで比較すれば、ムーンライトの方が社会派でオスカー向きではある(同性愛というのはちょっとマイナスかもしれないが)が、
さすがに今回は「ラ・ラ・ランド」が受賞すると見ている。
懸念材料はオスカー会員の一部にミュージカルに否定的な者がいるということ。
ただ、2002年に「シカゴ」が受賞しているし、問題ないと私は見ている。
監督賞
デイミアン・チャゼル(ラ・ラ・ランド) ○
メル・ギブソン(ハクソー・リッジ)
バリー・ジェンキンス(ムーンライト)
ケネス・ロナーガン(マンチェスター・バイ・ザ・シー)
ドゥニ・ヴィルヌーヴ(メッセージ)
デイミアン・チャゼルがほぼ当確。
キャリアが短いが、さほど問題視されないだろう。
主演男優賞
ケイシー・アフレック(マンチェスター・バイ・ザ・シー) ▼
アンドリュー・ガーフィールド(ハクソー・リッジ)
ライアン・ゴズリング(ラ・ラ・ランド)
ヴィゴ・モーテンセン(はじまりへの旅)
デンゼル・ワシントン(Fences) △
今年もっとも接戦で、もっとも面白い部門。
ケイシー・アフレックが優勢と見られていたが、全米俳優組合賞(SAG)をデンゼル・ワシントンが受賞して衝撃を与えた。
アフレックには数年前のセクハラ騒動や「容疑者ホアキン・フェニックス」事件があり、投票をためらう会員は多いと思われる。
一方ワシントンは会員人気が高いし、ホワイトオスカー騒動もプラスになると思われる。
主演女優賞
イザベル・ユペール(Elle) ▼
ルース・ネッガ(ラビング 愛という名前のふたり)
ナタリー・ポートマン(ジャッキー/ファーストレディ最後の使命)
エマ・ストーン(ラ・ラ・ランド) ○
メリル・ストリープ(マダム・フローレンス! 夢見るふたり)
主演男優賞ほどではないが、面白い部門。
おそらくエマ・ストーンが受賞すると思われるが、2番手が誰か専門家の予想が割れているというのが面白い。
私は逆転するとしたらイザベル・ユペールだと思っているが、ナタリー・ポートマンの名前を挙げる人も多い。
助演男優賞
マハーシャラ・アリ(ムーンライト) ○
ジェフ・ブリッジス(最後の追跡)
ルーカス・ヘッジズ(マンチェスター・バイ・ザ・シー)
デヴ・パテル(LION/ライオン 25年目のただいま) ▼
マイケル・シャノン(Nocturnal Animals)
マハーシャラ・アリは去年の段階からトップだったが、二番手はジェフ・ブリッジスだった。
しかし、ここにきてデヴ・パテルが急浮上。ワインスタインのパワーだと思われるが、それでもアリの優位は揺るがない。
助演女優賞
ヴィオラ・デイヴィス(Fences) ○
ナオミ・ハリス(ムーンライト)
ニコール・キッドマン(LION/ライオン 25年目のただいま)
オクタヴィア・スペンサー(Hidden Figures)
ミシェル・ウィリアムス(マンチェスター・バイ・ザ・シー)
今年一番予想がしやすい。たぶん全員が的中させるだろう。
日本で一番曲を書いた作詞家は誰?(ランキング付き)
私は作詞家という職業の人たちが好きでして、歌そのものよりも作詞家が好きと言っても過言ではありません。
最も作詞をしている作詞家は誰だろうかと長年考えていまして、今回調べてみることにしました。
まずは、よくプロフィールなんかで本人ないし事務所が書いている「作品数」です。
大まかな目安にはなりますが、数を盛っていると思われる人がいるので(笑)参考程度にどうぞ。
作詞家別作品数(2017年2月現在)
5000曲以上 阿久悠*1・秋元康*2・岩谷時子*3
4000曲以上 なかにし礼*4・安井かずみ*5・東海林良・星野哲郎*6
3500曲以上 石本美由起
3000曲以上 松本一起
2000曲以上 松本隆・森雪之丞・橋本淳*7
1500曲以上 売野雅勇*8・阿木耀子*9・畑亜貴*10
1000曲以上 田口俊・門谷憲二・伊藤アキラ・たきのえいじ*11・及川眠子*12
500曲以上 有馬三恵子*13・森浩美*14
ちなみに、秋元康はこのうち1500曲強がAKB関連の楽曲です。
もしかすると岩谷時子・安井かずみ・なかにし礼に関しては訳詞の分もカウントされているのかなと思っていますが、真相は不明です。
続いて、上の表に私が独自に調べた作品数を追加して見やすくしたものを載せます。
作詞家別作品数(2017年2月現在)
5000曲以上 阿久悠・秋元康・岩谷時子
4000曲以上 なかにし礼・安井かずみ・東海林良・星野哲郎
3500曲以上 石本美由起
3000曲以上 松本一起・松井五郎
2500曲以上 山川啓介*15
2000曲以上 松本隆・森雪之丞・橋本淳・荒木とよひさ・三浦徳子*16・山上路夫・岡田冨美子
1500曲以上 売野雅勇・阿木耀子・畑亜貴
1000曲以上 田口俊・門谷憲二・伊藤アキラ・たきのえいじ・こだまさおり・藤林聖子・及川眠子・岩里祐穂・たかたかし・松井由利夫*17・木下龍太郎・池田充男・仁井谷俊也・森由里子・石坂まさを・大津あきら・来生えつこ・麻生圭子・川村真澄
500曲以上 有馬三恵子・森浩美・松井洋平・久保田洋司・satomi・下地亜記子・田久保真見・くまのきよみ・麻こよみ・坂口照幸・里村龍一・岡本おさみ・佐藤ありす・志賀大介
100曲以上 いしわたり淳治・小竹正人・大森祥子・うらん・銀色夏生
さて、お次はユニークなアイディアとして、カラオケに登録されているランキングです。
私がわざわざカラオケボックスに行って調べました。
作詞家別カラオケ登録数ランキング(2017年2月1日現在・DAMスタジアムで集計)
1位 秋元康 1913曲*18
2位 つんく 1052曲
3位 荒木とよひさ 954曲
4位 阿久悠 925曲
5位 畑亜貴 889曲
6位 仁井谷俊也 790曲
7位 松井五郎 696曲*19
8位 星野哲郎 672曲
9位 たかたかし 661曲
10位 こだまさおり 656曲
11位 松本隆 647曲
12位 麻こよみ 567曲
13位 水木れいじ 525曲
14位 田久保真見 523曲
15位 中島みゆき 444曲
16位 吉岡治 443曲*20
17位 浜崎あゆみ 429曲
18位 桑田佳祐 422曲
19位 藤林聖子 415曲
20位 なかにし礼 379曲
21位 森由里子 363曲
22位 石本美由起 338曲
23位 売野雅勇 316曲*21
24位 三浦徳子 313曲
25位 坂口照幸 307曲
25位まで載せました。かなり意外なランキングではないでしょうか。
DAMは90年代からの会社なので平成の作詞家が有利という前提で見ていただきたいのですが、
演歌系とアニソン系で半分以上を占めています。
DAMは演歌に強いということや、アニソンはキャラソンがあるためたくさん登録されるということで、こういうことになったのだと思います。
1位の秋元康は1年前の今頃と比べて150曲ほど曲が増加しています。このペースで行けば2000曲どころか3000曲に到達する可能性があります。
2位のつんくは意外です。当然ですが、半分以上はハロプロの楽曲です。
3位の荒木とよひさには少し驚きました。しかも一年間で50曲ほど登録数が増えています。過去の名曲がカバーされたという要素もあるでしょうが、それでも70歳を超えた作詞家としては異例です。ちなみに彼は歌手でもあって最近も自作の曲を出しています。それも登録されています。
4位は阿久悠で、ほとんどの人が彼を「日本一の作詞家」と呼ぶくらいの人ですが、亡くなってから今年で10年になるにも関わらず、登録曲が年間25曲ほど増加しています。カバーはもちろん、これまで入っていなかった曲が利用者のリクエストで追加された影響と思われます。
5位の畑亜貴はここ10年で登録数を伸ばした作詞家で、去年一年間でだいたい70曲ずつくらい増えています。彼女も、歌手という一面があります。
6位の仁井谷俊也は知らないという人が多いかもしれませんが、演歌の作詞家です。麻(12位)水木(13位)らも演歌専門です。
7位の松井五郎はシンガーソングライターと一緒に作詞することがあって、今回は飛鳥涼との作品は追加しましたが、それ以外は調べられず載せませんでした。なので、実際はもっと多く登録されているかもしれません。
8位の星野哲郎も伝説的な作詞家で、やはり亡くなってから時間がたっていますが登録が増えています(16位の吉岡治も同様です)
9位のたかたかしはあまり作品が多いイメージが無かったので、少し驚きました。
10位のこだまさおりはアニソンの作詞家です。作詞家としてはまだ若いし、これから登録数がどんどん増えると見ています。
11位の松本隆は阿久悠と人気を二分する(ただし時期は異なりますが)日本トップの作詞家ですが、意外と登録は少ないなと感じました。やはり平成に入ってからたくさん書いていないと、なかなかカラオケ登録数は増えないのだなと思いました。
14位の田久保真見はこないだ日本作詞大賞を受賞しました。演歌の人ですが実は過去にアニソンも書いています。
19位の藤林聖子はJーPOPやアイドルからアニソンまで幅広くやっていますが特撮の曲が多いのが他の作詞家と違うところです。
24位の三浦徳子は70年代から80年代に活躍したあとはほぼ消えていましたが、最近になってSexyZoneや℃-uteの作詞で復活しました。年齢非公開ですが、おそらく70歳前後です。ちなみに、ネット検索すると白髪のおばあさんの画像が出てきますが別人です。画像の人物は女優の三浦徳子(みうら・とくこ)で作詞家のほうは三浦徳子(みうら・よしこ)です。
最後に、シンガーソングライターが3人はいりましたが中島みゆきが縁起でもない数字なのはともかく、浜崎あゆみの健闘が目立ちました。
*3:NHK「うたコン」2017年10月24日放送分※2017年11月に加筆しました
*5:島崎今日子『安井かずみがいた時代』集英社文庫・2015
*6:http://www.uta-net.com/user/sakushika/01_100/48.html
*7:http://www.uta-net.com/user/sakushika/01_100/29.html
*8:私が本人から直接聞いたので間違いない!正確には1600曲
*11:http://www.uta-net.com/user/sakushika/01_100/28.html
*17:はぞのなな名義の曲含む
*18:yasushi akimoto名義の14曲含む
*20:補作詞作品含む
*21:麻生麗二名義の11曲含む
直前!アカデミー賞ノミネート予想
インフルエンザでつらいですが頑張ります。
今年は去年のホワイト・オスカー騒動(これは冤罪みたいなもんなんですが)とトランプ大統領の影響があるかもしれません。
作品賞(9作品と予想)
1 ラ・ラ・ランド(ライオンズゲイト) 当確
2 ムーンライト(A24) 当確
3 マンチェスター・バイ・ザ・シー(アマゾン・スタジオズ) 当確
4 Fences(パラマウント)
5 ライオン 25年目のただいま(ワインスタイン・カンパニー)
6 最後の追跡(CBSフィルムズ)
7 Hacksaw Ridge(ライオンズゲイト)
8 Hidden Figures(20世紀フォックス)
9 ラビング 愛という名前のふたり(フォーカス・フィーチャーズ)
逆転の可能性を残す
10 メッセージ(パラマウント)
11 ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命(フォックス・サーチライト)
12 沈黙(パラマウント)
13 Nocturnal Animals(フォーカス・フィーチャーズ)
14 ハドソン川の奇跡(ワーナー・ブラザーズ)
15 バース・オブ・ネーション(フォーカス・フィーチャーズ)
前哨戦では「ラ・ラ・ランド」が強いです。実はミュージカルとオスカーの相性は微妙なのですが、ノミネートは確実です。担当会社は「SAW」のライオンズゲイト。あまり賞レースを得意としていない映画会社ではありますが。
2番手の「ムーンライト」はアフリカ系の主人公が犯罪に手を染めて生きる・・みたいな話で、オスカー好みです。しかもホワイト・オスカー問題+ブラピがプロデューサーという恩恵も受けそう。4番手の「Fences」と8番手の「Hidden Figures」と9番手の「ラビング」も同じで、今回はトランプ大統領の影響でリベラル派が変に燃えているので有利です。
「マンチェスター・バイ・ザ・シー」はやはり前哨戦で強く、会員が好きそうな映画です。
「ライオン」に関してはオスカー向きの内容ではありませんが、賞レースを世界一得意とするワインスタインが全力プッシュ。
おそらく今年ワインスタインが推すのはこの作品だけなので、余計に入りやすいと思います。
「最後の追跡」は西部劇のような感じなので、会員の平均年齢が高いアカデミー賞には有利と言われています。
「Hacksaw Ridge」は沖縄戦が舞台の戦争もの。ライオンズゲイトに2作品ノミネートさせられる能力があるかに注目。
監督賞
1 デイミアン・チャゼル(ラ・ラ・ランド)
2 バリー・ジェンキンス(ムーンライト)
3 ケネス・ロナーガン(マンチェスター・バイ・ザ・シー)
4 デヴィッド・マッケンジー(最後の追跡)
5 マーティン・スコセッシ(沈黙)
逆転の可能性を残す
6 ドゥニ・ヴィルヌーヴ(メッセージ)
7 ガース・デイヴィス(ライオン)
8 クリント・イーストウッド(ハドソン川の奇跡)
9 メル・ギブソン(Hacksaw Ridge)
10デンゼル・ワシントン(Fences)
スコセッシ・イーストウッド・ギブソン・ワシントンのビッグネームの行方に注目
主演男優賞
1 ケイシー・アフレック(マンチェスター・バイ・ザ・シー) 当確
2 ライアン・ゴズリング(ラ・ラ・ランド)
3 デンゼル・ワシントン(Fences)
4 アンドリュー・ガーフィールド(Hacksaw Ridge)
5 ヴィゴ・モーテンセン(はじまりへの旅)
逆転の可能性を残す
6 ジョエル・エドガートン(ラビング )
7 ジェイク・ギレンホール(Nocturnal Animals)
8 トム・ハンクス(ハドソン川の奇跡)
9 クリス・パイン(最後の追跡)
10アダム・ドライヴァー(Paterson)
おそらく、世界中の予想マニアが5番手争いに頭を悩ませている。
ヴィゴ・モーテンセンかジョエル・エドガートンのどちらかが入ると思われるが、大接戦だろう。
主演女優賞
1 ナタリー・ポートマン(ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命) 当確
2 エマ・ストーン(ラ・ラ・ランド) 当確
3 イザベル・ユペール(Elle)
4 エイミー・アダムス(メッセージ)
5 メリル・ストリープ(マダム・フローレンス!)
逆転の可能性を残す
6 ジェシカ・チャスティン(Miss Sloane)
7 アネット・ベニング(20センチュリー・ウーマン)
8 エミリー・ブラント(ガール・オン・ザ・トレイン)
9 ルース・ネッガ(ラビング)
10レベッカ・ホール(Christine)
3位以下混戦。
オスカーに愛されているエイミー・アダムスと、絶対にノミネートされることでおなじみメリル・ストリープは入るでしょう。
助演男優賞
1 ジェフ・ブリッジス(最後の追跡) 当確
2 マハーシャラ・アリ(ムーンライト)
3 ルーカス・ヘッジズ(マンチェスター・バイ・ザ・シー)
4 デヴ・パテル(LION/ライオン 25年目のただいま)
5 ヒュー・グラント(マダム・フローレンス!)
逆転の可能性残す
6 アーロン・ジョンソン(Nocturnal Animals)
7 マイケル・シャノン(Nocturnal Animals)
8 イッセー尾形(沈黙)
9 ベン・フォスター(最後の追跡)
10レイフ・ファインズ(胸騒ぎのシチリア)
西葛西在住イッセー尾形に注目。
助演女優賞
1 ヴィオラ・デイヴィス(Fences)
2 ミシェル・ウィリアムス(マンチェスター・バイ・ザ・シー)
3 ナオミ・ハリス(ムーンライト)
4 ニコール・キッドマン(ライオン)
5 オクタヴィア・スペンサー(Hidden Figures)
逆転の可能性残す
6 フェリシティ・ジョーンズ(A Monster Calls)
7 リリー・グラッドストーン(Certain Women)
8 グレタ・ガーウィグ(20センチュリー・ウーマン)
9 ジャネール・モネイ(Hidden Figures)
10ルーニー・マーラ(ライオン)
アメリカ映画俳優組合賞(SAG)と同じノミネートになると予想
さあ、楽しみですね。