映画[リミット]

昨日池袋のHUMAXシネマズで
スペインのスリラー映画「リミット」を観ました。



「目が覚めたら棺おけの中・・・」という、
sawやcubeを彷彿とさせる映画ですが、この2本が
狭い場所に限定されながらも、いくつかの場面が出てくるのに対し、
リミットは最初から最期まで棺桶の中でストーリーが進行します。

普通は、回想シーンで騙す物なのですが、それもしていない。
本当に本当の「ソリッド・シチュエーション・スリラー」なのです。



さて、映画自体も世界的に評価され、
日本のほとんどの評論家が高い評価を出しています。


私も、最初から最期まで先が読めないストーリーに
引き付けられました。



ただ、ネットでリミットを酷評している一部のユーザーもいて、
彼らは皆、ラスト10秒を批判しています。



詳しくはネタバレになるので書きませんが、
ある意味での”どんでん返し”で私は好きなオチです。
日本映画やハリウッド映画は、割とおとなしい、優等生的な
ラストが多いですが、スペイン等の映画は
ひねりの効いた結末が多い印象を受けます
(インド映画「don」・コロンビア映画「余命85分」など)




最後に、この映画が教えてくれたことは、
「良いアイデアさえあれば、どんなに低予算でも
良い映画がつくれる」という
ごく当たり前ながら、重要な事なのです。