第38回(2015年)日本アカデミー賞ノミネート予想その2

それぞれ、ノミネートの可能性が高い順に記載




最優秀作品賞
1 「蜩ノ記」(東宝
2 「柘榴坂の仇討」(松竹)
3 「永遠の0」(東宝
4 「小さいおうち」(松竹)
5 「ふしぎな岬の物語」(東映
6 「渇き。」(GAGA
7 「春を背負って」(東宝
8 「WOOD JOB」(東宝
9 「私の男」(日活)
10「超高速!参勤交代」(松竹)



※今年は東宝の賞狙い(?)大作が多く、票割れを起こすかも。
現段階で公開されていない映画が多く、まだ判断できない部分が多いが、
「春を背負って」「私の男」は事前の期待ほどの評価を上げられず、圏外へ脱落する可能性が少し高まった。
非・大手のダークホースが現れない限り、上記1位〜5位の映画がノミネートで有利であろう。
個人的には北野武の新作(「七人の子分たち」というタイトルではと言われている)に注目しているが、
現在撮影中で、年内公開か分からない。






最優秀監督賞
1 小泉堯史蜩ノ記
2 若松節朗(柘榴坂の仇討)
3 山崎貴永遠の0
4 成島出(ふしぎな岬の物語)
5 山田洋次(小さいおうち)
6 中島哲也(渇き。)
7 木村大作(春を背負って)
8 矢口史靖(WOOD JOB)
9 本木克英(超高速!参勤交代
10 熊切和嘉(私の男)






※この部門はほぼ作品賞と比例する。





最優秀主演男優賞
1 役所広司蜩ノ記・渇き)
2 中井貴一(柘榴坂の仇討)
3 松山ケンイチ(春を背負って)
4 浅野忠信(私の男)
5 佐々木蔵之介超高速!参勤交代
6 妻夫木聡(ぼくたちの家族)
7 堤真一(神様はバリにいる)
8 三浦春馬(真夜中の5分前)
9 大泉洋(青天の霹靂)
10向井理小野寺の弟・小野寺の姉





※毎年のようにノミネートされている(もしくは受賞)役所広司はほぼ確実。
中井貴一も映画自体の内容が悪くなければ入るだろう。
次に松山ケンイチ浅野忠信だと予想していたが、上に書いたように対象作が高い評価を受けていない。
ただし日アカは本家に比べて、映画の出来がイマイチでも良い演技をしてメジャー配給ならばノミネートはされることがある
(たとえば「模倣犯」の山崎努、「突入せよ!あさま山荘事件」の役所広司、「利休にたずねよ」の市川海老蔵
「交渉人・真下正義」のユースケ・サンタマリア、「家なき子」(映画版)の安達祐実など多数)







最優秀主演女優賞
1 井上真央(白雪姫殺人事件)
2 二階堂ふみ(私の男・ほとりの朔子)
3 吉永小百合(ふしぎな岬の物語)
4 松たか子(小さいおうち)
5 石原さとみ(幕末高校生)
6 橋本愛(リトル・フォレスト)
7 綾瀬はるか万能鑑定士Q
8 能年玲奈ホットロード
9 榮倉奈々(私のハワイの歩きかた)
10水川あさみ(太陽の坐る場所)



井上真央は助演との票割れが痛い。
二階堂ふみは業界受けが良く、初ノミネートか。
5位以下は大混戦。この一覧に載っていない候補が出てくる気がする。







最優秀助演男優賞
1 阿部寛(ふしぎな岬の物語・柘榴坂の仇討)
2 中村吉右衛門(柘榴坂の仇討)
3 妻夫木聡(小さいおうち)
4 オダギリジョー(渇き)
5 國村隼(渇き)
6 吉岡秀隆(小さいおうち)
7 綾野剛(白雪姫殺人事件)
8 長谷川博己(舞妓はレディ)
9 藤原竜也神様のカルテ2)
10 佐野史郎(幻肢)



※「ノミネート確実」と断言できる人が一人もいない大接戦





最優秀助演女優賞(本年度最激戦部門)
1 堀北真希蜩ノ記
2 井上真央永遠の0
3 黒木華(小さいおうち)
4 原田美枝子蜩ノ記
5 蒼井優(春を背負って)
6 中谷美紀(渇き)
7 広末涼子(柘榴坂の仇討)
8 竹内結子(ふしぎな岬の物語)
9 深田恭子超高速!参勤交代
10小松菜奈(渇き)




※例年より激戦。助演女優は特に映画が公開されるまで本編での役割の強さが分からず、予想が難しい。
蓋を開けてみたら15分ほどの登場で、脚本的にも重要ではなかったということがあるからだ。