池袋で完全なる報復

もはや映画鑑賞日記となっているこのサイトですが、
今日も映画紹介です。

昨日は映画の日だったので池袋のシネマロサで
クライムサスペンス「完全なる報復」を鑑賞しました。
観客は私含め７人

予告編

↑なんかこのサムネイルだとアクション映画みたいですね。

さて、内容は妻と娘を殺された父が
犯人のみならず、司法取引をした検事や判決を下した裁判長にまで復讐をするという
やりすぎヴィジランテ（自警）映画。

犯人は２人組なのですが、
一人目は死刑執行中に、装置に仕掛けがしてあって凄まじい死に方をします。
二人目も廃工場に監禁されて邦画「オーディション」のような恐ろしい拷問を受けます。
そこでの犯人は、もうジグソウにしか見えません。（セットや台詞も似てる・・・）

ソウ 【廉価版1,890円】 [DVD]

そして、犯人に復讐を果たし、満足したと思われた父親ですが
今度は検事をターゲットにします。
彼らの車に爆弾が仕掛けられていて、5,6人爆死するシーンは許すとして、
おばさん裁判長の出た携帯電話が爆発するあたりや、
多数のシークレットサービスの要人警護を受けていたベテラン検事が射殺されるシーンは
さすがに笑ってしまいました。
後者に至っては弾が警護車両を貫通し、護衛も含めて全員死にました。
父親、どんだけ有能なテロリストなんだよｗｗｗｗｗ

ザ・必殺術

そして、獄中にいる父が、どのようにして復讐をしていっているかについてのトリックですが、
なんと刑務所と近くの建物（廃墟）が地下の穴でつながっていたという
ベタすぎて誰も予測していなかったオチ！
それ、江戸川乱歩が「怪人二十面相シリーズ」で書いてた気が・・・

([え]2-1)怪人二十面相 江戸川乱歩・少年探偵1 (ポプラ文庫クラシック)

と、まぁ突っ込みどころが多かった「完全なる報復」ですが、
それらも全て許せてしまうような、面白くテンポの良い映画でした。
見て損はないはずです。