お久しぶりです。 前回の記事が2013年のアカデミー賞予想だったので1年ぶりの更新です(今年はもっと色々な記事を書こうと思っています)
さて、去年は主要6部門で4部門的中という微妙な結果に終わりましたが、今回は全的中を狙っていきたいと思っております(ただし主演男優部門がかなり難しい)



まずは作品賞。





それでも夜は明ける          ○
ゼロ・グラビティ           △
アメリカン・ハッスル         ▼
ネブラスカ              ☓
HER                 ☓
ウルフ・オブ・ウォールストリート   ☓
キャプテン・フィリップス       ☓ 
あなたを抱きしめるまで        ☓
ダラス・バイヤーズ・クラブ      ☓








この部門は夏の段階から「それでも夜は明ける」(12 Years a Slave)が最有力だと言われており、
前哨戦でも強さを発揮。いかにもオスカー会員が好みそうな内容に加え、
賞レースに強いフォックス・サーチライト・ピクチャーズ(親会社の20世紀フォックスよりも上手い)がバックにいることも強み。
よって、これを受賞と予想しますが、9割が白人で構成される会員が奴隷制度がテーマのこの映画を本当に評価するかというのが唯一の懸念材料。
追うのが「ゼログラ」。 ただしSF映画はオスカーとの相性が悪い。 票は監督賞と技術賞に集中しそう。
次に猛追する「アメリカンハッスル」。政治系なので相性は良いが、会社が弱いのが気になる(全米での配給を担当するソニーがオスカー・キャンペーンもやるのかもしれないが、
ソニーの賞レース弱さは有名)
残り6作品をみると、「あなたを抱きしめるまで」のノミネートが小さなサプライズでした(ギリギリ9位で滑り込んだと思われる)
この映画は、アカデミー賞に命をかけるワインスタイン・カンパニー(ワインスタイン兄弟)の映画なので「今年もやったな・・・・」という感じ。







監督賞
アルフォンソ・キュアロン ○
スティーブ・マックィーン △
デヴィット・O・ラッセル ▼
アレクサンダー・ペイン ☓
マーティン・スコセッシ ☓






作品賞と監督賞はリンクすることが多いが、今年は別になる可能性が。
前哨戦でキュアロンが強く、メキシコ系というマイナスポイントがあるものの、受賞に最も近い。
マックイーン(紛らわしい名前)は受賞すれば黒人初であるが。
奇跡を起こすとしたらラッセルで、去年は彼が受賞だと私は予想していた。まあ彼はいつか間違いなく穫れるだろう。
スコセッシは8度目のノミネート(!)年齢的に2桁にいくと見ている。(日本人としては「沈黙」で受賞してほしい)
そしてペインのノミネーションも軽いサプライズで、入るとみられていたポール・グリーングラスが落選してしまった
パラマウントソニーの選挙のやり方の優劣が影響していると思うのは私だけだろうか)