最後のアカデミー賞ノミネート予想 作品・監督編
作品名が赤色なのはノミネートが確実な作品・人物
作品名が青色なのはノミネートの可能性が高い作品・人物
作品賞
1 6才のボクが、大人になるまで(IFCフィルム)
2 バードマン あるいは〈無知がもたらす予期せぬ奇跡〉(サーチライト)
3 イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密(ワインスタイン)
4 selma(パラマウント)
5 博士と彼女のセオリー(ユニバーサル)
6 ゴーンガール(フォックス)
7 セッション(ソニー・クラシックス)
8 グランド・ブタペスト・ホテル(サーチライト)
9 Nightcrawler(オープン・ロード・フィルム)
逆転ノミネートの可能性あり
1 アメリカン・スナイパー(ワーナー)
2 インターステラー(ワーナー)
3 wild(サーチライト)
4 イントゥ・ザ・ウッズ(ディズニー)
5 フォックスキャッチャー(ソニー)
6 ターナー、光に愛を求めて(ソニークラシックス)
7 アンダー・ザ・スキン 種の捕食(フィルム4)
8 A Most Violent Year(A24)
9 Inherent Vice(ワーナー)
10LEGO ムービー(ヴィレッジ・ロードショー)
今年も、9作がノミネートされると仮定して予測をする。
「6才のボクが、大人になるまで。」と「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」はノミネート当確。
「イミテーション・ゲーム」はワインスタインの力でほぼ確率。
「selma」は会員への浸透の弱さが予想マニアやメディアに指摘されているものの、オスカー向きの題材ゆえ、よっぽどのことがない限りノミネートされると思われる。
「博士と彼女のセオリー」もやはり会員が好きそうな映画である。
「ゴーンガール」は賞向きの内容ではないがフィンチャー人気とロザムンド・パイクの勢い加速でこちらの部門でも有利になると見られる。
「セッション」(Whiplash)は低予算系ながら高い評価を得ているし、「グランド・ブタペスト・ホテル」のウェス・アンダーソンは会員に好かれている。
9番目の「ナイト・クローラー」に関してはスリラーであるし、配給会社も強くないのでノミネートは微妙である。
次に逆転の可能性を残す10番手以下を見ていこう。
「アメリカン・スナイパー」はゴールデングローブ賞でノミネート漏れしたのが痛いが、イーストウッド監督の会員人気は改めて解説するまでもあるまい。
「インターステラー」はSFゆえに不利となっている。ノーランも人気とは言いがたい。
「ワイルド」はかなり勢いが落ちていて「イントゥ・ザ・ウッズ」はやはりアカデミー賞向きではない。
「フォックスキャッチャー」は期待ほどの評判を得られていないし、「ターナー」も勢いに欠ける。
「アンダー・ザ・スキン」はこの中で最も賞に向いていない作品。
「A Most Violent Year」は演技部門が勝負。「Inherent Vice」のポール・トーマス・アンダーソン(PTA)は会員に愛されていると思われるが今回はお預けか。
「LEGOムービー」はアニメーション部門で圧倒的な人気。賞はそちらに集中する。
監督賞
1 リチャード・リンクレイター(6才のボクが、大人になるまで。)
2 アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ(バードマン)
3 モルテン・ティルドゥム(イミテーション・ゲーム )
4 エヴァ・デュヴルネ(Selma)
5 デヴィッド・フィンチャー(ゴーンガール)
逆転ノミネートの可能性あり
1 ウェス・アンダーソン(グランド・ブダペスト・ホテル)
2 デイミアン・チャゼル(Whiplash)
3 ジェームズ・マーシュ(博士と彼女のセオリー)
4 ダン・ギルロイ(Nightcrawler)
5 クリント・イーストウッド(アメリカン・スナイパー)
2年前のベン・アフレックのような悲劇が起こらない限り、
リチャード・リンクレイターとアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥのノミネート入りは確実。
モルテン・ティルドゥムもなんとか行けそうだ。
エヴァ・デュヴルネはノミネートなら黒人女性初の快挙。
デヴィッド・フィンチャーは同業者受けが悪くなさそうだがどうなるか。
ウェス・アンダーソンも人気だが、また脚本部門でとなるかも(監督部門と脚本部門の有権者は別だが)
ジェームズ・マーシュは微妙な情勢か。ダン・ギルロイはこれまでのハリウッドへの貢献を考慮してほしいところ。
クリント・イーストウッドはさすがにもうないか・・・。